北海道の歴史を時代毎に考察し、主な出来事を史実ごとに事実と共に個人の感想を織り交ぜながら紹介します。
◇明治時代の北海道
旧石器時代、縄文時代、続縄文時代、擦文時代、アイヌ文化時代と本州とは異なる時代を歩んできた北海道。明治時代では、北海道も本州とともに時代の始まりを迎えます。
ただ、アイヌ文化時代=江戸時代から始まった和人とのわだかまりは、明治時代を迎えても解消できていないようです。
ジンギスカン鍋の出現①
北海道で大人気の「ジンギスカン鍋」。
北海道に旅行へ行くと、「ジンギスカン鍋」を食べたい!という方はかなり多いのではないでしょうか。北海道の美味しいビールとも相性がぴったりですよね。
でも「ジンギスカン鍋」は、どこから伝わってきていつごろから食べられてきたのかというのはあまり知られていないような気がします。
そこで、今回はそんなおいしい「ジンギスカン鍋」は、いったいどこから伝わっていつごろから食べられ始めたのかということを調べてみました。
「ジンギスカン鍋」は、実際にいつごろから食べられ始めたのかと言うと、そんなに前の話ではなく、大正時代のことのようです。
もともと羊の肉は、宗教で禁止されていないので世界中で食べられてきたお肉なんですよ。
日本では、羊肉自体が一般的に食べられ始めるようになったのは大正時代のことで、満州に進出していった日本人が現地で羊の肉を食べているのを見て、そのやり方を日本に持ち帰ってきたのではないかと言われています。その日本人は、もちろん北海道の人です。
その後、全国的に羊肉料理の講習会が行われ、羊肉を食べる文化が広まっていきました。
「ジンギスカン鍋」という料理が出てきたのもこの頃のようです。