なぜ北海道でジンギスカン鍋なのか


北海道の歴史
北海道の歴史を時代毎に考察し、主な出来事を史実ごとに事実と共に個人の感想を織り交ぜながら紹介します。
◇昭和以降の北海道

北海道では、アイヌの人たちが和人によって、ひどい差別を受け続けていた明治時代。このたびは、そんな明治時代以降の出来事を紹介していきたいと思います。

ジンギスカン鍋の出現②
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ジンギスカン鍋の出現②

 羊肉自体が大正時代に食べられ始めたとなると、北海道の歴史あるご当地グルメでもある「ジンギスカン鍋」は、意外と歴史が浅かったということになりますね。

 そして、「ジンギスカン鍋」がなぜ北海道で広まったのかというと、昭和7年ごろに北海道庁種羊場が作られて、羊料理が一般的にもかなり浸透していったことが挙げられます。
 その羊肉料理を広めるために、紹介されたのが「ジンギスカン鍋」という料理で、手軽な調理方法が受け入れられ、羊肉料理を広めるために一役買ったようです。
 北海道では、羊肉が手に入りやすかったことと野菜も豊富にあるので、そのことが「ジンギスカン鍋」が定着した要因として挙げられるようです。
 
また北海道での記念すべき「ジンギスカン鍋」料理のお店は、昭和11年頃に札幌市にできたそうですよ。
 ちなみに、北海道以外でも「ジンギスカン鍋」の文化が広まった地域があるようで、長野県の信州新町でも昭和の初期に羊肉料理の講習会が行われて、「ジンギスカン鍋」料理が広まったそうです。
 「ジンギスカン鍋」は、歴史は浅いですが、全国的にその名が知れ渡るまでいろんな人の努力があったようなので、まだ食べたことのない方はぜひ食べてみてください。

 


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