日本の中で最も豊かな自然を有する北海道。そんな北海道の縄文時代の歴史をみなさんはご存知でしょうか。あまり教科書などにも載っていないようなので、結構マニアックな歴史かもしれません。日本全体としての縄文時代の歴史は知っているが、北海道に限定されると全く分からないという人が多いと思われます。私も最近までは、全然知りませんでした。
実は、北海道は日本のほかの地方とは、少し違う歴史・文化を歩んでいるのです。この度は、北海道が縄文時代でどのような歴史を歩んできたのかを少しずつ紹介していきたいと思います。
「オホーツク文化」とともに流氷に流されていなくなってしまったと言われている幻の民族「モヨロ人」。
北海道では、そんな「モヨロ人」の手がかりとされる「モヨロ貝塚」の貴重すぎるほどの遺跡などが展示されている「モヨロ貝塚館」というのがあるんです。
・「モヨロ貝塚館」
所在地:北海道網走市北1条東2
お問い合わせ:0152-43-2608
営業時間:9:00~17:00(11月~4月は16:00まで)
定休日:月曜日
入場料金:大人120円、小人60円
ホームページ:『http://www.okhotsk.org/news/moyorokaidukakann.html』
そもそも「モヨロ貝塚」というのは、網走市の北1条東から北3条東にかけて発見されている大きな貝塚で、幻の文化といわれる「オホーツク文化」の代表的な遺跡です。
「モヨロ貝塚」からは、「モヨロ人」や「オホーツク文化」の手がかりとなる人骨や骨角器、土器、漁具など、とても貴重なものが発見されています。
そして「モヨロ貝塚館」では、「モヨロ人」が使っていたとされる漁具や生活器具類が展示されてあるほか、「モヨロ人」の住居までが再現してあり、まだまだ明らかになっていない神秘の文化を目にすることができます。