北海道の生活 北海道開拓の村


北海道の歴史
北海道の歴史を時代毎に考察し、主な出来事を史実ごとに事実と共に個人の感想を織り交ぜながら紹介します。
◇明治時代の北海道

旧石器時代、縄文時代、続縄文時代、擦文時代、アイヌ文化時代と本州とは異なる時代を歩んできた北海道。明治時代では、北海道も本州とともに時代の始まりを迎えます。
 ただ、アイヌ文化時代=江戸時代から始まった和人とのわだかまりは、明治時代を迎えても解消できていないようです。

明治時代の生活 北海道開拓の村
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明治時代の生活 北海道開拓の村

寒さの厳しい北海道で、ストーブが広まりを見せたのは明治期後半からと言われています。明治初期に開拓使がブリキ製の薪ストーブを推し進め、札幌で 暮らしたアメリカ人宣教師が作らせたローランドストーブや、ストーブ上部を見た形から丸型、小判型、時計型と呼ばれる、地元のブリキ職人が製作した薪(ま き)ストーブなどが存在したそうです。
時計型は、昔の家の柱に飾ってありそうな大きな柱時計が横になっている感じで、小判型は小判よりもまん丸な形。これ らは全て手作りで1日に2.3台作られていたそうです。今でもストーブの普及率はエアコンより高く、どれほど、ストーブが厳しい寒さに強いかを物語っていますね。
ちなみにストーブが作れると一人前の職人と認められたんだそうですよ。^^

そんな明治時代の建造物や生活様式が再現されている『北海道開拓の村』では、開拓時代のエネルギーを体感できるんですよ!
場所は、札幌の中心地から車で約40分の厚別区にあります。広い敷地内を市街地群、漁村群、農村群、山村群に分けており。村に足を踏み入れると明治初期を思わせる風景が目の前に広がり、タイムスリップしたような錯覚を覚えるかもしれませんね。^^広い敷地内を市街地群、漁村群、農村群、山村群に分かれていて、見学するだけじゃなく、体験メニューや美味しいグルメなどあって魅力満載です!!

市街地群には異国情緒溢れる洋館が立ち並ぶ一角と、昔の日本を思わせる家から、だんだんと洋風に変化していく様子を見ることができます。旧福士家住宅では、 屋根は和風で玄関先がドアになって、明治前半の洋風建築と明治後半の和風住宅がミックスされたような建物があります。旅館や商店では、足を踏み込むと商 人、主人と客がいて、突然やり取りが始まって驚くことでしょう。もちろん録音のテープですが、内装が当時のままだからとってもリアルなんですよね~~~。

漁村群には、ニシン漁で財を成した漁師の大きな住宅が残っています。NHK朝ドラ「マッサン」で撮影に使った鰊御殿の旧家「旧青山家漁家住宅」も見ることができて内部もあのままなんです。テレビで見るより大きくて迫力がありますよ。

ニシン御殿

市街地群にある「旧小樽新聞社」では、明治半ばから使われているハガキの印刷や、「農村群」の「旧山田家養蚕板倉」では「むしろ編み」 「俵づくり」などが季節によって体験でき昔の生活を実感できるんです。小さなお子様なら、「ぶんぶんゴマ」「紙とんぼ」「竹とんぼ」などがおススメです。

当時の交通手段の「馬車鉄道」は揺れて狭いけど、ゆっくり進み馬に乗るなんて、なかなかない経験!!冬は馬ソリに変るから冬の北海道を体験できます。
馬車
こんなにも北海道の歴史、文化が実感できる「北海道開拓の村」ぜひお立ち寄り下さいね。


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